本ブログでは、
人間本来のパフォーマンスを引き出すチート的メソッド
”システマ”(ロシア武術として知られる)について、発信・解説をしています。
今回は・・・
”単なる風邪~新型コロナウィルス、インフルエンザ”*
(俗に感冒といわれる)
といった感染症にかからない”
ための対策を紹介します。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の他、インフルエンザといった感冒が、冬には同時流行するといわれています。
一歩外に出れば、そこら中が感染源になってきます。
もはや、ウィルスが身体に接触するのは避けることが難しくなります。
そこで、自分でできる感冒にかからないための予防を行っておくことが重要です。
「3蜜を避ける生き方に疲れた、、、」
「マスクや手洗いうがいの他に、有効な対策はないのかな?」
こんな疑問、悩みを解決できるように、まとめました。
筆者の私は、
システマに精通し、健康の本質的改善が期待できる、その原理原則に感銘を受ける。
システマを標準搭載することが健康へのベースを作り、さらに、高いパフォーマンスに繋がるとして、布教活動中!
1.発症の原因
すでにメディアの報道で、基礎知識はあると思いますが(^^;
感染経路と悪い症状が出る流れを整理しましょう。
感染経路
飛沫感染
引用:産経WEST
感冒にかかっている人が咳やくしゃみをすると、ウィルスなどが周囲に飛び散ります。
近くにいると、それを吸い込んでしまい、感染します。
数に大きな意味は持ちませんが、
咳で約10万個/1回、くしゃみで約200万個/1回のウイルスを放出するらしいです。
参考:自治医科大学附属さいたま医療センター
関節感染
空気中に飛び散ったウィルスなどは床やモノに付着します。
それを、手や衣服が触れて、それらを自分の鼻や口、目、肌に持ち込んでしまい、感染します。
これらの2つの感染経路によって、体にウィルスが持ち込まれてきます。
持ち込まれるだけなら感冒の悪い症状は出ません。
悪い症状が出る原因は、ずばり
免疫力の低下です。
ストレス、疲労、老化、睡眠不足によって、
体力が低下したり、自律神経のバランスが崩れることによって、
体の免疫力(免疫という防衛システム)が低下します。
広義での免疫力には、
体への侵入を阻止する皮膚粘膜バリアの強さも含まれます。
それらも、上記の理由に加え、栄養失調や空気の乾燥などによって、
バリア機能が低下します。
漠然と、”免疫”という言葉を口にしていますが、具体的にイメージできているでしょうか?
下の記事で理解して、免疫力を上げる仕組みを知りましょう。
2.一般的な対処法
1.の原因がわかったところで、一般的に推奨されている対処法を紹介します。
予防法と改善方法は次の通り。
予防法<感染経路>
手洗いうがい、手指消毒
外出すると、飛沫感染や関節感染は避けられません。
また、自宅に居ても、デリバリーで何か食品を購入すると、それにウィルスや細菌が付着していないことは、ほとんどありえません。
定期的な手洗いうがいと手指の消毒によって、感染する確率を小さくするのが良いでしょう。
3密を避ける
3密とは、密閉・密集・密接を指します。
これらを避ける行動は、次のようなものです。
・定期的な換気を行う。
・人と人との距離を最低でも1m以上離す。
・会話や発声、運動をする場合は、マスクを着用する。
これは、感染力が高く、感染しても無症状という特徴をもつ「COVID-19」に対して、
厚労省より注意喚起されています。
通常の風邪やインフルエンザで、症状が出ている人が近くにいた場合、
これらの3密を避けることで、予防になります。
予防法<悪い症状をもたらさない>
ストレスの解消
ストレスが蓄積していくと、自律神経が乱れるようになります。
その結果、体の免疫システムが有効に機能せず、
体内にウィルスなどが侵入しても、撲滅することが難しくなってしまいます。
笑ったり、適度な運動をしたりして、ストレスを溜めないようにしましょう。
ストレスー自律神経ー免疫のつながりが?な方は↓の2つをご参考ください。
十分な睡眠
免疫システムを機能させるには、精神的にも肉体的にも疲弊せず、
回復させておく必要があります。
バランスのよい食事
免疫システムや皮膚粘膜のバリアを上手く機能させるためには、バランスよく栄養素を供給する必要があります。
免疫はシステムなので、特定の栄養素が欠落すると、機能が低下します。
皮膚粘膜のバリアも、正常に保つためには、体の内側が栄養に満たされ、外側に栄養供給をするほどの充足が重要となってきます。
その上で、より皮膚粘膜の形成に良いとされるビタミンAやCといった抗酸化力も
合わせもつ栄養素をとるとよいでしょう。
環境(温度、湿度)の調節
体を冷やすと、自律神経が乱れ、免疫力を下げてしまいます。
※夏に風邪にかかる原因は、冷房のかけすぎ、室内外の温度差によるものです。
また、湿度の低い乾燥した環境では、皮膚粘膜のバリア機能が低下します。
(角質層の水分や脂質が減少し、異物の侵入を防げなくなってしまう)
環境は、ウィルスに対しても影響を及ぼします。
ウィルスの種類にもよりますが、
室温20~25℃、湿度が60~80%が増殖しにくいと一般的に言われています。
ここに挙げていなくとも、
免疫を司る自律神経が乱れるような行動を避けること
ウィルスなどの侵入を防ぐ組織(外の空気と触れ合う皮膚や口内、消化器内の粘膜)の強化
は、免疫力を上げる方法となりますので、心に留めておいてください。
対処法
生活習慣の改善
十分な休息と栄養のある食事をとり、免疫システムが機能する状況を構築しましょう。
マスクをする
鼻やのどの乾燥を防ぎ、他のウィルスによる二次感染や、周囲にウィルスを飛沫することを防ぐことができます。
3.システマの有効性
リラックスを極める武術といっても過言ではないシステマは、
体をさまざまなストレスから解放し、
自律神経を整えられる身体を体得することができます。
緊張のない平静な呼吸によって、交感神経が優位になりにくくなるのです。
交感神経が優位になると、免疫力が低下することは既知なので、
免疫力が低下しにくくなるという有効性が期待できます。
また、常にリラックスした身体の使い方が学べるので、日常で肉体的に疲労を感じることも少なくなります。
睡眠の質も向上するため、回復力もつくという”無敵の身体”ができるというわけですね。
つまり、システマをやっていれば、気を付けることは、
バランスのとれた食事 と 皮膚粘膜のバリア機能 だけとなります。
乾燥と偏った食事を避けて、日常を過ごせば、免疫システムは正常に機能するでしょう。
余談:
システマの練習は、密な状況を作り出しますが、
マスクを着用し、手洗いうがい、手指消毒を行っておけば、十分です。
感染経路を恐れて過ごすよりも、免疫力を高めて有意義に過ごしたい考えの方、
システマの世界にて、お待ちしております。
以上