本ブログでは、
人間本来のパフォーマンスを引き出すチート的メソッドである
”システマ”(ロシアの古来武術を体系化したもの)の素晴らしさを紹介しています。
”システマ”はサバイブする(生き延びる)ことを最優先とするため、護身術の他、ヘルスケアにおいて、非常に理にかなったメソッドなのです。
一方で、システマに精通し、その健康への本質的改善が期待される原理原則に感銘を受ける。
システマを標準搭載した、ハイパフォーマンスな人間を増やすべく活動中!
みなさん、免疫力とは何か説明できますか?
身体の抵抗力、病気や感染症にかからない身体
という認識であると思います。
しかし、科学的に説明できる人は、数少ないのではないでしょうか?
専門分野で学ばれていなければ、難しいと思います。
ここでいう科学的というのは、
ウィルスなどが身体に入ってきたとき、それらをどのように撃退しているかというメカニズム的な話です。
”よく笑い、よく食べ、よく寝る”
これらが免疫力を高めるというのは周知の事実ですが、
なぜ高めるのでしょう?
その真相を知る前に、
まず”免疫力”というものを理解する必要があります。
理解が進めば、みなさんが生活の中で、
免疫力を高める習慣を自身でみつけられるようになるはずです。
それを目指して、
本記事では、免疫力について解説をしていきます!
1.免疫力の理解が問われる時代に
免疫力に対する理解は、
世間を賑わすコロナのパンデミックによって、重要になってきています。
2020年現在、
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防止するため、
人の行動やイベントに制限がかかっています。
COVID-19の危険性は、これまでの死亡者数などからすると、
それほど警戒するものではありません。
・国内インフルエンザ死者数:約3000人/2019年
・国内COVID-19死亡者数:約1400人/2020年9月現在まで
年中、流行するインフルエンザのようなもののと
とらえて対応するので十分だと、私は思います。
一方で、”リモート〇〇”という言葉も流行し、
満員電車や対面での会議などが回避される風潮は、
とてもスマートで良いことです。
お祭りやコンサート、フェスは現在のきなみ中止となっていますが、
このムードでは復活したとしても、定員が厳しく設けられるでしょう。
どこまで対策が必要なのか、明確なことは誰にもわからないのです。
100%感染しない定員数などないのですから。
これからの人生、
感染リスクに怯え、自由を奪われて暮らすことに、幸福はあるでしょうか?
人々が本当に恐れているのは感染ではなく、
重症化することではないでしょうか?
(現に”特定の人が重症化し、ほとんどの人は無症状”という情報が発端になって、
人々の危機意識は下がり、行動を再開するようになってきている)
ならば、人々に重要なことは、
感染しても重症化しない、免疫力のある強い身体を育むことです。
重症化している人は、
高齢者や基礎疾患をもっている方々がほとんどで、
彼らの共通点は、通常よりも免疫力が弱まっている状態にあるということです。
人々が皆、家族が全員、免疫力が高ければ、
ハッピーじゃないのか?
それはCOVID-19だけでなく、今後爆誕しうる、あらゆる感染症、その他疾患の予防にもつながります。
さらに、
社会保障制度が安定しなくなる将来、保険制度の見直しがきっと起こります。
つまり、セルフメディケーション(自分で病気を予防する)が重要になってくるのです!!
2.免疫力は造語
免疫力という言葉は造語で、正式な言葉ではありません。
免疫に力があるとして、正式な表現をするならば、
”細菌やウィルスなどに対する身体の自己防衛システム(=免疫)の強さ”です。
広義では、”感染症にならない身体の強さ” かもしれませんが、
免疫を本質的に理解するためには、
免疫力という言葉はあまり使わず、
免疫(システム的な意味合い)という言葉を使うようにしましょう。
つまり、”免疫力を高める”というのは、
”免疫という自己防衛システムが正常にはたらく状態にすること”を指します。
※システムが正しく機能しない場合、自分の身体を攻撃することがあるためです。
3.免疫(自己防衛システム)を理解しよう
ざっくりと、免疫という自己防衛システムについて、説明します。
まず、このシステムは、骨髄*で作られる免疫細胞たちによって成り立っています。
免疫細胞は、さまざまな種類のものがあり*、それぞれの能力があります。
*下の画像が体系化されていてわかりやすいです。
引用元はこちら(東京大学医学部付属病院サイト)
免疫というシステムは、彼らのことを理解できれば、十分でしょう。
それでは、彼らのはたらきと免疫が機能する仕組みをみていきます。
免疫の流れ
細菌やウィルス(抗原=敵)が体内に侵入したとします。
①力でもの言わす系(マクロファージ、好中球、好酸球)が、敵を食べ回って対処します。
しかし、ものすごい大勢の敵により、体内での増殖を止められない!?
その間に
↓
②伝令系(樹状細胞)が軍師系(ヘルパーT細胞)に敵の正体を教えます。
③軍師系から、工作系(B細胞)に、仕事モード工作系(形質細胞)になるように指示が入ります。
④仕事モード工作系は、敵に効果バツグンの飛び道具(抗体)を量産し、敵に浴びせ続けます。
その他、敵にのっとられてしまった細胞に対して、サイコパス系(キラーT細胞)が容赦なく細胞ごと排除します。
↓
⑤敵の駆逐に成功すると、終了の合図が審判系(制御性T細胞)より出されます。
⑥敵の残骸などから、日報モード工作系(メモリーB細胞)が記憶し、敵の再来にそなえます。
このように、私たちの身体は細菌やウィルスから守られています。
ちなみに、
①の即座に食い尽くす対応を自然免疫、
②~⑥の情報を仕入れて抗体を作る対応を獲得免疫といいます。
抗ウィルス薬などのワクチンとは、獲得免疫の”記憶”を活用したものです。
4.”免疫力を高める”という意味
上記のように、数々のキャラクターが登場しましたね。
”免疫力を高める”ということは、彼らが正しく機能し、
体に害をもらたす抗原を、駆逐できる状態にしておくことです。
しかし、”高める”といっても、
一概に彼らの機能を強化するということではありません!
正常に機能するように整えておくしかできないのです。
そして、免疫というシステム全般がうまく機能することが重要なのです。
※一部の機能が強まりすぎると、アレルギーや自己免疫疾患(自分を抗原とみなして攻撃してしまうことで起きる)をもたらすことがあります。
それでは、
システム全般を上手く機能させるにはどうすればよいか?
ここからわかりやすくコンピュータで例えます。
身体はコンピュータのハードウェアであり、
免疫は搭載された環境システムのようなものです。
上手く機能させるための手段は、現状、下記が考えられます。
・ハードウェアに電源を供給する(栄養を補給する)
・不要なファイルを削除し、容量を軽くする(疲労やストレスを解消する)
・随所随所に生じているエラーやバグを取り除く(身体の不調を改善する)
つまり、ハードウェアのメンテナンス、
それは、当然のように快適な生活を送ることです。
また、意図的かつ直接的にハードウェアを守る対策もあります。
・ウィルス対策ソフトを取り込み、システム障害を予防する(抗原の侵入を抑えるための皮膚粘膜の補強、ワクチンの予防接種)
抗原の侵入に備えることを目的とした意図的な行動です。
これは、ハードウェア、環境システムを外部のツールから守るようなものです。
ただし、内部のシステムが上手く機能していることが大前提です。
したがって、第一にメンテナンス(快適な生活)、第二に対策ソフト(皮膚粘膜の補強、ワクチン)という優先度をご認識ください。
忙しくストレスフルな社会ですから、
メンテナンスすらまともに実施できていない人が多いと見受けられます。
さて、冒頭で述べた 独自に免疫力を高める方法 ですが、
上記の視点から、判断してもらえれば良いかと思います。
みつけるポイントはこんな感じ↓↓
(笑ったり、心が解放されているときがヒントでしょう)
(通常の免疫システムでは対処できそうにない場合)、
ワクチンの接種、手洗いうがいといった衛生管理、腸内環境の改善などを、積極的に行いましょう。
免疫について、ざっくりと理解できたでしょうか?
免疫はシステムなので、いずれか1つのパラメーターを向上させることよりも、全体を良い状態にしたほうが、免疫力は上がるというように認識ください。
本記事を参考にしつつ、
自分にとって良い習慣をみつけてみてください。
次の記事では、全体を良い状態にするヒントを紹介します。
免疫システムは、意図してはたらかせることはできませんが、その機能を司る器官があります。
これがわかれば、免疫システムをコントロールできるかも!?
本ブログでは、システマのコンセプトを軸に、
”人がスマートかつ快適に生きられるような情報”を発信しています。
これを読んでいらっしゃるあなた!
リラックスを極めるサバイブ術 ”システマ” が最強チートであることに、
そろそろ感づいてきたことでしょう。
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少しでも興味を持たれた方は、最寄りのシステマ団体もしくは、私までDMください^^
システマが何か知りたいだけ・・という方は以下の記事が参考になるかと思います。
ヘルスケアやパフォーマンス向上メソッドなどなどの情報も更新していきますので、たまにチラ見してやってくださいね^^