本ブログでは、
人間本来のパフォーマンスを引き出すチート的メソッド
”システマ”(ロシア武術として知られる)を使って、人生を攻略(ライフハック)する情報をお届けしています。
今回は・・・
”肩こり” の攻略方法を解説します。
肩こりとは、首から背中の上部、肩や上腕にいたる鈍い痛みなどを指します。
国民が抱える身体の不調の悩みを調査したところ、堂々の1位が「肩こり」です。
男性では2割、女性では4割の方が抱えているようです。
調査結果はこちらの記事にまとめてあります↓
これを放置して人の健康はアップデートできません。
肩こりが進むと、身体の動きが悪くなり、
運動することが億劫になり、運動による健康効果も得られづらくなってしまいます。
ということで、
”肩こり”を知り、予防方法と改善方法を生活に取り入れられるようになりましょう。
ちなみに、筆者の私は、
システマに精通し、健康の本質的改善が期待できる、その原理原則に感銘を受ける。
システマを標準搭載することが健康へのベースを作り、さらに、高いパフォーマンスに繋がるとして、布教活動する人
なのです。
令和ですので、いつまでも同じ健康の悩みで苦しむのは止めにしましょう^^
1.肩こりの原因
同じ姿勢でのデスクワーク
身体は同じ姿勢でいると、必ずどこかに局所的に負荷がかかります。
デスクワークでは、首や肩が前傾になり、身体のバランスを保つために筋肉が緊張します。緊張状態が慢性化し、弛緩しづらくなることで、鈍い痛みや不快感が生じます。
眼精疲労
意外かもしれませんが、
目の酷使などによって、慢性的に目の筋肉が緊張することが、肩こりの発症に関連が高いと言われています。
これは、目の筋肉が緊張するとようなストレス*が、
自律神経に悪影響を及ぼし、
自律神経の不調が他の筋肉を緊張させてしまうからです。
*パソコンやスマホの長時間視聴や目を使う作業
その他の筋肉というものが首、肩、背中です。
つまり、自律神経に悪影響を及ぼす”精神的なストレス”が、間接的に肩の緊張を誘導し、肩こりを生むのです。
運動不足
運動不足の場合、筋肉が緊張しやすく、容易に疲労してしまいます。
それが首や肩であれば、その筋肉痛が由来して、肩こりが発症します。
さらに、筋肉が緊張した状態のままでは、血管が圧迫され、血行不良となります。
すると、筋肉痛で生じた疲労物質(乳酸など)が蓄積してしまい、それが自律神経に悪影響を及ぼします。
次のような悪循環に陥るということです.
筋肉が緊張 → 筋肉痛 → 血行不良 → 慢性的な痛み → 自律神経に悪影響 → 筋肉が緊張 →・・・
ストレス
上記の眼精疲労や運動不足でも触れましたが、さまざまなストレスが自律神経に影響します。
ストレスが加わると、交感神経が優位になり、筋肉が緊張するようになります。
その結果、肩こりなどの筋肉疲労・筋肉痛が生じます。
現代人に生じることが多いこのようなストレスを挙げると、、
プレッシャーのある職場環境、人間関係、寒さなどです。
その他疾患によるもの
肩こりは特定の疾患による症状の場合もあります。
下記の疾患の疑いがある場合、医師の診断を受けましょう。
加齢による四十肩・五十肩、変形性頸椎症、更年期障害、高血圧症、低血圧症、狭心症、心筋梗塞など
2.一般的な対処法
「1.原因」がわかったところで、一般的に推奨されている対処法を紹介します。
予防法と改善方法は次の通り。
予防法
運動によって血行を良くする
ハードな運動は筋肉の緊張を生みます。
軽い運動で、なおかつ全身をバランスよく使い、物理的に動きを入れることや代謝を促すことで、血行を良くしましょう。
肩や首を冷やさない
寒さによって、自律神経が刺激され、筋肉に緊張が促されるので、冷気を避けたり、衣服や羽織物で温かくしておきましょう。
パソコンなどを使う配置の変更
画面との距離を40cm以上離し、目線はやや下になるように。
背筋を伸ばして、肩は脱力して、手がちょうどキーボードに触れる状態が理想的です。
休憩なしでの長時間の作業は避けるようにしましょう。
対処法
効果的な入浴
38~40くらいのお湯につかりましょう。
こっている部分には42℃程度の熱いシャワー、20℃程度の水を2,3分間隔で交互にかけると、血管の伸縮が起きて、血流が促されます。
湯冷めしない様に、湯から出たら、すぐに水気をふきましょう。
リラックスしてマッサージを受ける
ほど良い刺激で、身体にマッサージをしてもらいましょう。
強い刺激は身体に緊張をもたらし、かえって筋肉が疲労してしまいます。
少しの刺激で、効果を大きくするには、受ける本人がリラックスして刺激に反発しない状態がよいでしょう。
3.システマの有効性
リラックスを極める武術といっても過言でないシステマは、
身体をさまざまなストレス、緊張から解放する方法を体得することができます。
システマには、4大原則があり、それを常に意識して活動するため、継続すれば無意識的に、これらの原則に従った動きを身体がとるようになります。
その原則とは、「呼吸、リラックス、良い姿勢、動き続ける」です。
肩こりが発症する要因は、
姿勢やストレスから生じる首や肩、目の筋肉の緊張です。
システマでは、まず呼吸によるリラックス法が身につきます。
穏やかな呼吸は、自律神経に良い影響を与え、交感神経が優位になりすぎないように整えます。
これによって、身体の余計な緊張が除かれ、
日常でうけた精神的、肉体的ストレスから、回復できるようになります。
また、筋肉の緊張と、それによって呼吸が浅くなることを、
感じ取れるようになります。
すると、姿勢を整えたり、動きを入れたりして、
呼吸が通り抜けられるように、自然と身体をリセットするようになります。
さらに、さらに、
目の筋肉の緊張に対して、
自律神経を整える以外にも効果のあるものが、システマに存在します。
それは、敵を凝視・集中するのでなく、全体としてとらえる習慣です。
他の格闘技のように、相手の拳や足に集中するのでなく、
周辺視野を広げて、闘う武術なのです。
(レベルが上がれば、見えていないところを感じられるようになりますが^^;)
つまり、システマの練習は、パソコンやスマホで固まってしまった毛様体(ピント調節)を、やわらげる機会にもなりえます。
いかがでしょうか?
システマ一つを正しく行うだけで、肩こりの要因をほとんど解消できそうですよね?
最後に、
肩こりは”加齢・老化”で起きると仕方のないものとも、言われています。
年月が経てば、建築物がもろくなるように、身体の構造ももろくなります。
しかし、人間の身体には、血液が供給され、常に新陳代謝がおきるメカニズムがあります。
加齢で組織がもろくなる早さは、血行不良と運動不足(使わない組織は劣化していく)が関わっています。
”システマのような軽い運動で、全身をバランスよく動かす習慣をもつ”
これが加齢・老化に打ち勝つ、最もシンプルな方法です。
ぜひ、皆さんの健康生活の参考にしてみてください!
共にシステマで人生を攻略しましょう!