本ブログでは、
人間本来のパフォーマンスを引き出すチート的メソッド
”システマ”(ロシア武術として知られる)を使って、人生を攻略(ライフハック)する情報をお届けしています。
人生を攻略するには、”健康を維持する”ことが重要です。
今回は ”目の悩み” の攻略方法を解説します。
ここで紹介する症状は、次の悩みです。
・疲れ目(眼精疲労)
・目のかすみ
・ドライアイ
・近視
・乱視(レンズによる矯正が一番ですが、少しでも発症を遅らせる)
など..
※老眼、白内障については、発症するメカニズムが異なるので、後日解説予定。
国民が抱える健康の悩みを調査したところ、
「目の悩み」と回答した人は多く、
男性では、高齢になるほど、腰痛・肩こりに次ぐ多さに膨れ上がっています。
調査結果はこちらの記事にまとめてあります↓
また、成長期には、眼球の成長とともに、視力の変動が大きいものです。
近視も対象ですので、正しいケア、予防方法を理解しておきましょう。
また、最後の方では”システマが目の悩みに効く!?”という、
ユニークな情報も載せてます!
是非、最後まで読んでみてほしいです^^
ちなみに、筆者の私は、こんな感じ↓↓
システマに精通し、健康の本質的改善が効果のある、システマの原理原則に感銘を受ける。
システマを標準搭載することが健康へのベースを作り、さらに、高いパフォーマンスに繋がるとして、布教活動中。
時代は令和ですので、健康をアップデートし、もう古い時代の悩みを乗り越えましょう^^
1.目の悩みの原因
目の悩みの原因は、
水晶体の厚さを調節する毛様体筋が上手く機能しなくなること、
または、目の乾燥
によって生じます。
目は光を取り入れ、水晶体(レンズ)で光線を屈折させて、
網膜で焦点を形成すること、視界を獲得しています。
「目がかすむ、ぼやける」といった症状は、
水晶体の厚さが調節されず、光が集まる焦点が、
網膜より手前だったり、向こう側だったりするからです。
近視は、レンズが厚いままで薄くならないため、屈折が強く、焦点が手前で形成されて、鮮明に見えない症状なのです。
そうなる原因は、次のような生活習慣にあります。
パソコンやスマホでの目の酷使
それは、目の周辺の筋肉に絶えず刺激を与え、疲労させます。
近くのものを長時間見続ける
水晶体を厚くした状態を保つため、毛様体筋が緊張し続けます。
パソコンやスマホの他、読書など、近くのものを見続けると、その結果、目が疲れたり、毛様体筋が弛緩しづらくなり、同時に水晶体が薄くなりにくくなります。
まばたきの数が減少します。
まばたきをしないと、涙の分泌が減り、目が乾燥します。
ストレスなどによる自律神経の乱れ
仕事や勉強のストレス、睡眠不足などで自律神経が乱れると、目の筋肉が緊張したり、涙の分泌量が減ります。
その結果、緊張で血流が悪化して疲労がたまり、目も乾燥しやすくなります。
エアコンや季節の影響による空気の乾燥
エアコンの効いた部屋は、乾燥しているため、目が乾燥する原因になります。
コンタクトレンズ、度の合わないメガネなど
コンタクトレンズを長時間つけていると、
涙が角膜へ十分に行きわたらないので、目が乾きやすくなります。
また、メガネやコンタクトレンズが合っていないと、
毛様体筋が無理にピントを合わせようと緊張しつづけるため、目が疲れます。
部屋の明るさ
部屋の明るさ(光の量)も、目の筋肉に影響を与えます。
目に入る光の量は、虹彩の伸縮によって調節されます。
明るい所や暗い所で大きさの変わる黒い瞳(瞳孔)は、
この虹彩によって変わっているのです。
瞳孔は、明るい所では光の量が多いため、小さくなり、暗い所では大きくなります。
一般に、暗い所よりも明るい所のほうが、目が疲れます。
これは、瞳孔を縮めるための筋肉(瞳孔括約筋)が緊張するからです。
しかし、
「暗い所で本を読んだりすると、目が疲れる、悪くなる」と言われたりしますよね?
それは、暗いと文字が見えにくくなって、
つい目を近づけてしまうことに原因があります。
つまり、
暗いと瞳孔括約筋は弛緩して良いのですが、
目を近づけてしまうので、近くのものを見ようと水晶体を厚くしてしまいます。
その結果、毛様体筋が緊張して目が疲れてしまうのです。
明るさについては、暗すぎず、明るすぎない環境が目に適した環境なのです。
加えて、「近視」特有の原因を紹介します。
学校近視
遺伝的なものが大きいですが、成長期に眼球の奥行きが長くなる場合があります。
これによって、網膜上に焦点を合わせるためのピント調節がより必要とされます。
この時期に本を目に近づけたり、モニターを凝視したりしていると、毛様体筋はより疲弊し、水晶体の厚さを変えるピント調節機能に障害が発生します。
これが、成長著しい学齢期に近視が進行しやすい理由で、”学校近視”と呼ばれたりします。
なお、学齢期に関係なく、遺伝的なもので、眼球の奥行きが長いことによる近視を、”軸性近視”と呼ばれます。
以上をまとめると、
「眼精疲労」や「目のかすみ」、「ドライアイ」などの原因は、
”見る対象、距離、時間、明るさ、眼の環境、自律神経を乱すストレス”が関係しており、
・目の筋肉(毛様体筋や瞳孔括約筋など)が緊張し続けてしまうこと
・角膜にとって涙が十分に供給されないこと
と、ざっくり認識してもらえればわかりやすいと思います。
2.一般的な対処法
「1.原因」に対する、一般的に推奨されている対処法を紹介します。
予防法と改善方法は次の通り。
予防法
こまめな休憩
目の緊張が続かないように、休憩をとります。
目の体操*やツボのマッサージ*などを取り入れると効果的です。
蒸しタオルをまぶたに乗せて温めると、緊張がほぐれ、血行が促されます。
*目を回したり、遠くをみたり、開閉したりして、緊張と弛緩を繰り返されるように目を動かします。
*下記のサイトがわかりやすいかなと思います(人任せ^^;)。
https://mitsuraku.jp/kiji/eyestrain-massage#11
距離を離す
見る対象が近ければ近いほど、毛様体筋などの緊張が強くなります。
パソコンやテレビの画面から40cm以上が良いとされています。
また、画面は、目より少し下にあるほうが、緊張が少ないです。
湿度の調整
涙の蒸発を抑えて、目の乾燥を防ぐために、加湿器や濡れタオルの設置、室内の温度を適度に調節します。
エアコンの風向きを直接当たらないようにしましょう。
明るさの調整
すでに「1.原因」で述べましたが、明るすぎると目は疲れてしまいます。
しかし、暗くて見えづらいようでは、明るさが足りていません。
読書なら、室内を明るくしたり、部分照明を用い、
パソコンのような発光するモニターであれば、周囲は暗くてよいでしょう。
画面の照明は、明るすぎないように調整すると、目が緊張しづらくなります。
紫外線を防ぐ
「目のかすみ」は、目の疲れだけでなく、水晶体の濁りによるものもあります。
紫外線は、水晶体に含まれる蛋白質に酸化ストレスをもたらし、蛋白質を凝集させます。その結果、水晶体が濁り、ひどい場合、白内障にいたります。
UVカットサングラスや日傘を活用しましょう。
ストレスを解消する
自律神経の乱れが、目の緊張、血行不良、涙の分泌量減少をもたらします。
ストレスをため込まないように、十分な休息、睡眠をとりましょう。
その際、身体は冷やさないように!
目に良い栄養成分を摂取する
バランスの良い食事ができていることは大前提として、
目に良いとされる
ビタミンA、C、E(抗酸化ビタミンのエースと呼ばれます)、
ルテインやアスタキサンチンというカロテノイド類(抗酸化成分)
を含むものを摂ると、目における酸化ストレスを抑えることができます。
ルテインはほうれん草のような緑黄色野菜、
アスタキサンチンはサケやイクラのような赤色の海産物から摂ることができます。
対処法
目の悩みが発症しても、「予防法」の行動は継続することをおすすめします。
特に、目を温めたり、目の運動やマッサージは、即効性があるかもしれません。
それでも改善されなさそうであれば、次の対処も考えましょう。
点眼薬を使う
血行を促進して目の炎症を緩和するものや、目に潤いを与えるもの、目に栄養を供給するものなどの点眼薬があります。
医師(病院)や薬剤師(ドラッグストア)に相談の上、自身に適切なものを選択しましょう。
近視や乱視が疑われるようであれば、
メガネやコンタクトレンズによる矯正を行う
近視や乱視、度が合わないメガネをしていると、
目が疲れやすくなり、近視が進行したり、肩こりや頭痛を引き起こす場合があります。
眼科病院で診察を受け、矯正を行いましょう。
3.システマの有効性
さて、お待ちかね。
システマは目の悩みを解消するのに役立つのかということを解説していきたいと思います。
上記のように目の悩みの原因は、
”目の緊張や乾燥”、”自律神経の乱れ”
から来ます。
リラックスを極める武術といっても過言でないシステマは、
身体をさまざまなストレス・緊張から解放する方法を体得するものです。
よって、システマができるようになると、自律神経が乱れにくくなります。
トレーニングは、リラックスを追い求めるため、副交感神経を活性化させることができるでしょう。
これにより、トレーニング中、またはトレーニング後の休息や睡眠において、
自律神経が整い、副交感神経がはたらいて、血管が拡張し、血行が良くなったり、涙の分泌量が増えます。
目を含む各組織の筋肉の緊張が和らぎます。
これらは、全て目の悩みの原因を打ち消すものですね^^
自律神経で制御される生体現象は、下の記事を読むと理解いただけます↓
つまりリラックスが大事ということ?
それなら家でくつろぐほうがいいじゃん?
そう思われるかもしれませんが、
システマは武術であるため、
練習では、攻撃してくる相手を認識し、
動き続けなければいけません(リラックスした状態で)。
これは、ほどよい有酸素運動となり、
身体を動かすことによる、ストレスの解消と血行促進の効果が期待できます。
そして、システマは他の武術と違い、
相手を凝視せず、空間全体をみて戦うという特徴があります。
視野が狭いと、呼吸が浅くなったり、身体に緊張を生まれるのです。
※自分がどこにいるのか、どこに何があるかを把握すると、人はリラックス度が増します。
したがって、
システマによって広い視野をもつことが習慣化し、
日常的に、凝視しない、目の緊張をほぐせる身体を作れるようになるのです。
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
一般的な対処法とシステマを組み合わせれば、
目の悩みを未然に防ぐことができそうでしょう?
”目が緊張し続けていることに気づけること”
”目に加わるストレス(乾燥や紫外線)を解消する意識”
これらの事実を知り、目をいたわってあげながら、
できるだけその柔軟性をキープすることが、
目の悩みに立ち向かう秘訣です。
是非ご参考くださいませ^^
また、システマに少しでも
興味を持っていただけたら幸いです。
それでは!
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少しでも興味を持たれた方は、最寄りのシステマ団体もしくは、私までDMください^^
システマが何か知りたいだけ・・という方は以下の記事が参考になるかと思います。
ヘルスケアやパフォーマンス向上メソッドなどなどの情報も更新していきますので、たまにチラ見してやってくださいね^^