ヘルスケア

身体の不調に関する「政府の統計データ」をランキング形式にまとめてみた【国民の健康の悩みが一目瞭然】

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人の健康をアップデートするためには、
”病気”にまで発展はしていないけれど、
”悩み”という症状が出ているレベルで、対策を打っていく必要があります。

なので、ヘルスケア分野を手掛けるためには、
各種疾患患者数のデータよりも、
身体の不調に関する悩みのデータのほうが重要です。

そこで、本記事では、その悩みのデータとして最も参考にできそうな
内閣府実施の「男女の健康意識に関する調査報告書」の結果を抽出し、まとめてみました。
参考:http://www.gender.go.jp/research/kenkyu/health_ishiki.html

1.男女の健康意識に関する調査報告書

参考とするデータは、
2017年度の内閣府が、楽天リサーチ㈱に委託して行った調査報告書の中の、男女の健康意識に関する調査です。

その中の「現在抱えている病気やけが等の不調」の結果が、まさに”身体の不調に関する悩み”を示すデータでした。

1-1.調査概要

調査期間:平成 29 年 12 月 15 日(金)~12 月 24 日(日)
調査方法:スクリーニング調査(Webアンケート)、本調査
調査対象:全国20歳以上の男女
サンプル数:男性2,500名、女性2,500名
※各年代 500名(例外として、男性20代437名、男性30代563名)
※総数16,408件から、ステータスや生活状況から適正な本調査対象者をスクリーニング

1-2.男性における調査結果

回答状況から設定された項目は、「その他」も含めて全25項目。
「あてはまるものはない」つまり「不調なし?」と答えた人も一定数いるようでした。

男性の全年代における結果は次のようなものでした。

※足すと100%を超えるので、複数回答可能なものだったと思われます。

年代別に比較すると、このようになるようです。

項目は、上位10までに割愛して示しました。

少し理解しがたいのが、高齢になると、「あてはまるものはない」の回答が多くなっている点です。「その他」も含めて25項目が設けられているにも関わらず、「あてはまるものはない」が多いのは、全く健康ということでしょうか・・?

それても不調を不調として認識できなくなるのか・・・認知機能の低下により、身体の状況を正確に判断できなくなってしまっているのかもしれません。。

調査報告書には、考察や結論が書かれていないため、各者でデータを解析してくださいということですかね^^;

私、個人としての見解は、別に書くことにします。

1-3.女性における調査結果

男性の場合と、同様に結果をまとめます。

女性の場合、「月経不順・月経痛」と「妊娠に伴う体調不良」の項目が追加されています。

年代別にみると、

肩こりに悩む人多すぎでしょ!?('Д')

そして、男性の場合と同様、高齢になるほど、「あてはまるものはない」と謎の境地に達する人が増えています。

2.本調査結果に対する個人的な考察

前提として、私は、人が健康を損なう要因はすべて、社会生活におけるストレス*であると考えています。

*広義の意味でのストレス(=影響)であって、身体的なストレスと精神的なストレスを含む。

この内閣府のデータのランキングから、現代人にとって、どのようなストレスが健康に害を与えているのか(生命的に自然でないのか)を考察したいと思います。

2-1.男性の不調

 全年代のランキング 

「肩こり」「腰痛」「体のだるさ」が上位にあることから、
身体の構造上に生じるストレスに、悩まされている人が共通して多いことが予想されます。

これらの問題は、悪い姿勢でいることや、筋肉が緊張してしまう状況が多いことによるものです。

その次の群では、「いらいらしやすい」「眠れない」といった悩みです。

これらは、特に精神的なストレスによるものが多く、
自律神経に支障がきたされ、身体がスムーズにリラックスモードに移れないという現象が起きています。

 

 年代別のランキング 

30代から、「腰痛」「肩こり」が悩みになる人が多いようです。

「体がだるい」、「いらいらしやすい」、「眠れない」といった悩みは、若い世代が抱えている悩みのようです*。

*とはいえ、これは悩みのアンケート結果なので、高齢になると、いらいらしなくなるわけではありません^^

そして、40代から1割を超える人が、「目のかすみ」、「手足の痛み・しびれ・動きづらい」という身体の機能的な悩みをもつようになっています。

加齢による仕方のないものかもしれませんが、
わかっているなら、若い内から対策しておきたいものですね。

2-2.女性の不調

 全年代のランキング 

「肩こり」が4割と、圧倒的に多いです。
これの対策をせずして、女性がハッピーになれるわけがありませんね・・。

同じ身体の構造からくるもので「腰痛」も1/4の女性が抱えています。

また、女性に特有で「手足の冷え」が3割近い悩みであることも注目すべきです。

男性に比べて、筋肉量が少ないので熱生産量も少ないことは、仕方のないことですが、軽い運動やストレッチといった、良い姿勢を保つため血行を良くするための対策が適当かもしれません。

「便秘」「足のむくみ・だるさ」も女性には、悩みの種となっていそうです。

 

 年代別のランキング 

「肩こり」は年代に関わらない悩みのようです。

「いらいらしやすい」「頭痛」「便秘」など、若い世代では2割を超えていた悩みも、歳を重ねることで悩む割合が少なくなるようです。

そして、男性にもみられたように、「目のかすみ・見づらい」「手足の痛み・しびれ・動きづらい」といった身体の機能的な悩みは、歳を重ねて多くなっています。

2-3.全体として

男女で悩みの内容は違って当然ですが、「肩こり」「腰痛」は4人に1人以上(女性なら4割)の割合で抱えていました。

しかも、これは歳を重ねるほど多くなっておらず、
若い内から一定の割合で存在します。

つまり、これは
確定的な要因は定かではありませんが、遺伝子に刻まれた運命なのか、一定の人がとってしまう生活習慣が引き起こしてい可能性が高いです。

なので、全世代が発症する要因を知り、対策をしておいたほうがよいと思われます。

腰痛になる要因と対策はこちらを参照ください。

【健康】システマの原理原則による「腰痛」の対処法【自分自身をアップグレードしないと再発を繰り返すだけ】 本ブログでは、 人間本来のパフォーマンスを引き出すチート的メソッドである ”システマ”(ロシア武術として知られる)について、...

経時的な変化に着目すると、

若い世代は、
精神的なストレスから生じる悩み(いらいら、眠れないなど)が多く、

歳を重ねると、
目や手足の機能が低下するといった悩みが多くなることがみてとられました。

 

したがって、若い内から、次の2点に取り組むことが重要であると、私は思います。

★自分に適したストレスの解消方法を見つけること

★目を含めた全身を動かすような運動、全身の血行がよくなる運動を
定期的に行う習慣を身につけること

これは、あくまで私の分析です。

皆さんは、この内閣府の調査結果からどのように分析されますか?
大切な人、身近な人の健康を願って、ぜひご活用ください^^

 

>>>最後に<<<

システマライフハッカー
システマライフハッカー
私は、システマ*とほんの少しの生活習慣で、人の健康はアップデートできると考えています。
本ブログでは、各種不調の悩みへの対策(通常の対策+システマの活用)を発信しています。

*システマとは、どんな過酷な状況においても”生き延びる”を主目的としたロシアの軍人メソッドです。

ちなみに、今回、不調への対策としてポイントとなった
腰痛や肩こりの改善 * ストレス解消 * 全身運動かつ血行がよくなる運動
は、全てシステマで網羅できます。

ご興味があれば、いつでも当ブログを覗きに来てください。
コメントによる質問も歓迎です。

 

【注意】本記事のデータを活用し、生じた問題や損害に対して、本ブログは一切の責任を負いません。公に取り扱う際は、参考(内閣府HPへのリンク)から元データの内容を十分にご確認ください。

以上

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ABOUT ME
いなも@システマライフハッカー
”仙豆”を開発することを夢見て、健康食品会社で働いていたものの、2016年に出会ったロシアの武術”システマ”こそ、その糸口があると感銘し、勝手にシステマ普及活動を始める。 一方で、クリエイティブなモノ作りが好きで、DX社会で楽しみを見出せる"Unity”を活かして、”スマートかつ快適な暮らし”のヒントを発信している。

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