Blenderにおいて、
キャラクターのモデリングが終わり、
アニメーションできるようにするために、ボーンを仕込もうとした矢先、
図のように”ボーンヒートウェイト”のエラーが生じて、
ボーンとメッシュを紐づけられない事態に陥りました。
そのときの対処例を紹介します。
このエラーは、ネットで調べると、
様々な原因によって生じるらしいです。
メッシュが細かすぎる、入り組んでいる、
他との接触が激しいなどなど....
それらすべてを検証するのは大変です。
しかし、下記のように調査すると意外と早く原因がわかりました。
怪しいと思われるパーツを、
「L」選択でアクティブにし、その頂点を削除。
そして、残りのメッシュとボーンを選択し、
再度、ボーンの割り当て(自動のウェイトで)を試していくもの。
特別な裏技でなく、すみません^^;
まだエラーが生じていない製作途中の方、エラー回避の方法があります↓
原因がわからなければ、「Ctrl+Z」で操作を戻り、同じように調査を繰り返します。
※「Ctrl+Y」で操作を一つ進められる。
【2021年追記】
ボーンヒートウェイトエラーが生じても、
それを回避し、リギングする方法がわかりました。
ヒントはこちらの記事を見るとわかるかも!?
<<探索例>>
①まず、顔を消して、残した目のパーツや体とボーンを紐づけようとすると、
エラーは起こりませんでした。
これによって、エラーの原因は顔にあると予想されます。
(画像は、いろいろ模索し、顔以外も消えていますが^^;)
②そこで、もう一度操作を戻して、
消した顔の中で、メッシュが込み入ったようなパーツ「歯」などを削除してみました。
しかし、依然としてエラーが生じます。
③顔を消してエラーが出なかったこと、
メッシュの入り組みが激しいとエラーになりやすいことから、
消すことで顔と接触しなくなったオブジェクトが原因かもしれない。
④そう考えて、顔に接触していたアイライン(ピンクと黒の二層の部分)を原因と疑い、削除してみました。
すると、エラーが消えました!!
これで原因はアイラインであることがわかりました。
<<解決例>>
アイラインを新しく作り直すか?
しかし、作り直すにしても、具体的にアイライン作成の何に注意すべきかわかりません。
顔と接触しないようにといっても、そのようにモデリングするのは、(私の場合)難しいですし。
試しに、顔からアイラインを遠く離して、ボーンとメッシュの割り当てを行っても、エラーが生じる始末。
そこで、アイラインを、
顔と同じオブジェクトとして、ボーンに割り当てないこと。
つまり、アイラインはオブジェクトとして結合させず、本体の子オブジェクトとして追従させます。
もしくは、アイラインは、別途特定のボーンに紐づけます。
すると、本体の子として追従させるようにすることで、
メッシュに全くボーンを割り当てられなかった状態から、
デザインを変えることなく、ボーンを割り当てることができました!
ジャケットのボーン割り当てが、両手になっている(自動のため)ので、
ここからきちんと整備する必要があります^^;
今後、ボーンヒートウェイトのエラーが生じたときは、
メッシュが込み入ってそうなパーツを疑い、
それを本体とは別のオブジェクト(子オブジェクト)にすることで、
対処できると思います。
「P→選択」をクリックすればOKです。
1つのオブジェクトから、部分的に別のオブジェクトにする場合、対象の頂点を選択し、以上!
<<追記>>
ボーンヒートウェイトエラーを生じなくさせる、前処理方法がわかりました↓↓
ご参考ください^^
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