現在開票中、小池さんが当選確実との報道。
都民の私も含め、界隈では小池さんを支持している人は見かけません。
当選の要因は、組織票が大きいと囁かれています。
民主主義なので、数が多い方の意向に従わざるを得ません。
なので、文句はありません。
しかし、日本は、昔からのこれほどの民意と政府にズレがあったのでしょうか・・?
私が政治に関心が沸き始めたのは、
橋下さん(元大阪府知事)が政治家として活動していた頃でした。
まだ知識のない私でも、
橋下さんが話すことと、他の政治家の話すことに、明らかな信憑性の違いが感じられました。
話の筋が通っていることの他に、
明確なビジョンをもつ人の声は、より心に届くのでしょうか?
政治には正解がない、だから失敗があって当たり前です。
失敗に対して、非難する日本の民度、うんざりします。
だから、失敗を隠蔽したり、
圧力によって、自分の意志とは異なる方向へ、政治を進めてしまう。
何事においても、やり抜いて失敗しなければ、成長はありません。
規模が大きな政治ほど、やり抜いてみなければ、何も進歩はしないでしょう。
得られるのは、特定の人たちのポジションだけ。
今回の東京都知事選の結果は、
橋元さんの大阪都構想否決(→政界引退)
の時と重なる落胆を覚えました。
「大阪府民はやらかしてしまったなぁ」と当時は、
県外の立場から、府民に呆れていました。
しかし、今ならある程度、推測し、理解できます。
あれも多くは組織票が生んだ結果であると。
今回を機に、おそらく都民は、全国から呆れられているでしょう。
しかし、都民でもどうしようもないことです。
システマの重要な4大原則に、”動き続けること”とあります。
ポジションに居座ったり、変化を求めて、行動し続けないものは滅びます。
「将来は安定に過ごしたい。」
これは、ごく当たり前に多くの人が望むことでしょう。
平和的に聞こえますが、”安定を脅かす者が現れれば、駆逐する”という強いエゴにも変わり得ます。
いわば、戦争を生む元凶といっても過言ではありません。
なぜ脅かす者の出現、奪い合いが起きるのか?
それは、社会は完全でないため、
すべての人が幸福な生活水準を保つことができないからです。
近年ではテクノロジーが発展し、
誰もが無料で情報を手に入れ、コンテンツを楽しみ、
幸せを享受しやすい時代になってきました。
世界中の人たちが、平等に幸せを感じ、共有できる世界が訪れようとしています。
後一歩のところでしょう。
しかし、この発展の障害となっているのは、
現在の未完全な社会で、「安定に過ごしたい」という、
停滞的な思想であると、私は強く感じます。
そう思うのは、まだ早い!
世界はもっと良くなれるはずだと。
テクノロジーによる完全なセーフティーネットが実現した社会なら、
エコシステムや自然との共存といった、あらゆる人類の課題に、
世界が一丸となって取り組むことができる、さらに良い世界へ万進できると思います。
嫌な仕事、無駄な仕事から人々を解放し、
世界に必要な仕事を国民に任命していくほうが、スマートです。
コロナ不況の際、失業者にそのような仕事を割り振れない政府は、
実現したいビジョンがもっていなさすぎるのではと思います。
最後に、小池さんに問いたい。
都知事してて本当に楽しいか?