システマ

システマ式!快適な状態を維持する呼吸法【脱ストレスで生きましょう】

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呼吸の重要性は、前記事(↓)でお伝えした通りです。

日常の呼吸に意識を向けてみよう【システマの基本です】システマをインストールする第一歩として、 まず自身の ”呼吸” に意識を向けてみましょう。 みなさんは、日常生活において、ど...

が、具体的な呼吸の方法について、触れていませんでしたので、解説したいと思います。

とはいえ、
誰に教えられたわけでもなく、人間は生まれたその瞬間から呼吸をしています。

よって、解説するほどのことではないと思われるかもしれませんが、
重要ですので、少しばかりお付き合いください。

断っておくと、システマは、
人間として本来あるべき姿(いわゆる快適な状態)で動作を行えば、
サバイブすることができる
という代物です。

あなたが快適であるならば、その呼吸法は正しいと私は思います。

自身が快適だと思う呼吸を行ってください。

しかし、継続的なストレス環境にあると、
快適な状態であるか、自分ではわからなくなってしまうのです。
無意識のうちに、身体が強張り、緊張していたりします。

そこで、
知識的、原理的に、正しい呼吸の方法を、解説していきたいと思います。

1 鼻で吸って、口から吐きましょう

まずは試してみてください。

”鼻で吸って、口から吐く” と、空気の出入りが自然で、
身体への負担が小さいことを感じてもらえると思います。

逆に口から吸うと、喉に渇きを覚えませんか?
(私はそんな感じがします。喉を悪くしそう..)

は、外気に含まれる異物を除去する構造、外気に対して加湿する構造をしており、
生体を健康に保つ上で、吸うことに使われるべき器官でなのです。

鼻で吐いても負担はないように思えるけど?そのように思う人もいるでしょう。
時と場合により、(身体の反応にゆだねて)口、鼻を使い分けて下さい。

おっしゃる通り、鼻で吐いても、負担はそんなに感じません。

異物の侵入、口内や喉の乾燥の面において、
口はできるだけ閉じ、呼吸に使わない方が良いと考えるのは自然の摂理に合っています。

ほとんどの人は、睡眠時、口を閉じて寝ますしね。

睡眠という身体が最もリラックスした状態で、
そうなるならば、それがよいです。

ただし、活動中は鼻で吸って口で吐くことをおすすめします。

呼吸とは

酸素を取り込み、二酸化炭素を排出するガス交換。生命活動のエネルギー源であるATPを効率よく生産するのに必要なものである。

呼吸はエネルギーを生産するのに重要な役割をもち、
それが円滑に行われるためには、
使用済みの空気を滞りなく排出できること、が望ましいです。

 

は、鼻よりも出口が大きく、より多くの空気の排出が可能です。
さらに、口の形を変えることで、排出量のコントロールが効きます。

いたずらに大量の空気を吐き出すと、体内の圧力が下がり、身体は頑丈さを失う。排出量は、シチュエーションによって変えられるべきなのです

活動中は、身体に最低限の頑丈さを保ち、
余分な緊張は取り除かれるように、動作するのが理想です。

よって、出口の最大口径が大きく、
空気の排出量をコントロールできる口という器官は、息を吐くのに適しているのです。

2 呼吸のリズムや深さは、シチュエーション次第

遅く、深い呼吸ほど、リラックス効果があると言われていますが、
これは動作がない、または、動作が小さいときに相応しい呼吸です。

一方で、活動中は、筋肉や骨格の動きが、体内を通じて、呼吸器官に伝わります。
その影響を無視して、遅く深い呼吸をすることが、
呼吸器官や精神に負担がないといえるでしょうか?

(鍛錬によって、その負担を和らげている強者もいますが

活動中は、動作より発生する圧力にぶつかることのない、
動作と調和したリズム、深さで呼吸をするということが、適切です。

しかし、システマと聞くと、
攻撃を受けた後、独自の呼吸法(小ぶりで早い呼吸)を行う印象をもたれると思います。

参考:システマ芸人
参考:システマ芸人の南川さん(YouTubeより引用)

次に、システマ芸人が行っている呼吸に関して説明していきます。

3 ストレスから脱するための呼吸法

ここまでは、活動の有無というシチュエーションで、呼吸のリズムや深さを説明しました。
呼吸と快適な状態は、密接に関係していることがわかってきたと思います。

それでは、快適でない状態、
つまり何らかのストレスを受けたときの適切な呼吸法を紹介します。

ストレスといってもさまざまですが、
ここでは間接的なストレスと物理的なストレスに分けて説明します。

(1)間接的なストレスを受けた場合
イラっとしたときや、大事なプレゼン前などのシチュエーションで受けるストレスです。

この場合は、鼻で吸って口で吐く、いわゆる深呼吸が適切です。

ストレスは、心と身体(筋肉)の緊張を必ずもたらします。

心身ともに緊張のない、リラックスした状態に戻るように意識して呼吸しましょう。
緊張に到達するようなイメージで息を吸い、緊張が緩むように吐くのです。

(2)直接的なストレスを受けた場合
例えば、システマ芸人のように殴られたというシチュエーションです。

心と身体、両方にわかりやすい緊張が生じると思います。
大きな緊張なので、通常の呼吸では、緩んで解消されるのに、時間を要します。

身体(筋肉)の緊張に対しては、空気の排出量を多くして、緊張が緩みやすいようにしましょう。

心の緊張は、受ける痛みや相手への怒りなどであり、
その意識をフラットに戻すこと、気を散らすことが必要です。

これらのストレスには、小ぶりで早いリズムの呼吸が有効です。

身体の圧力が頑丈さを維持したまま、排出量を多くでき、
意識も、痛みや相手にではなく、
呼吸に向けられていくため、感じにくくなります。

ちなみに、攻撃が当たる瞬間は息を止めずに、
吐き出してください。緊張を入れないコツです。

ま、普通の生活をしていれば、
直接的なストレスを受けることはないと思います。

皆さまが、日常的に小ぶりで早いリズムの呼吸を必要とするときは、
かなり世紀末なときなので、ご参考まで。笑

それでも、私は習得したいという方は、次の記事で、詳細を解説してます。

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まとめ:正しい呼吸をインストールしよう

さて、今回は、呼吸について深堀りして説明しました。

まとめると、正しい(システマ式)呼吸法は次のような感じです。

システマ式呼吸法

基本は、鼻から吸って口から吐く

吐き方、深さ、リズムは、シチュエーション次第

平静時 → 鼻呼吸で十分

活動時 → 動作に調和した心身に負担のない呼吸

ストレスを受けたときは、心身の緊張を意識

間接的な場合 → リラックスるような深呼吸

直接的な場合 → 小ぶりで早いリズムの呼吸

システマでは、快適な状態さえ維持されれば、サバイブできるという考え方があります。

呼吸とは、その快適な状態を維持するための、ツールの1つなのです。

個人差があるため、紹介した呼吸が最適とは断言できません。
あくまで基本を知った上で、各自の最適な呼吸を模索してみてください。

ストレスを感じたら、呼吸でリラックスを促す習慣をもつと
無意識に正しい呼吸が発動されるようになり、
その精度も高まっていきます。

実は、システマの修業とは、その積み重ねなのです。

簡単でしょ?(^^)

上司から叱られているときも、呼吸を整えるくらいの冷静さをもって、応じましょう~

以上

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ABOUT ME
いなも@システマライフハッカー
”仙豆”を開発することを夢見て、健康食品会社で働いていたものの、2016年に出会ったロシアの武術”システマ”こそ、その糸口があると感銘し、勝手にシステマ普及活動を始める。 一方で、クリエイティブなモノ作りが好きで、DX社会で楽しみを見出せる"Unity”を活かして、”スマートかつ快適な暮らし”のヒントを発信している。

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