UnityではAR Foundationを使えば、スマホ対応のARアプリを作ることはできますが、
一方でWebGLに対応したARツールをつくることができません。
ARは、顔フィルターといった、
TikTokやInstagramでも多く取り入れられている
現実空間にグラフィックを投影させる技術です。
現在では、SNSアプリがAR機能をもつということで、
逆をいえば、単なるARアプリを物珍しさで
ダウンロードする人は少なくなっているのかなと思います。
(ARゲームなら、被らないから大丈夫かもしれない)
そこで、今後ARを開発していくなら、WebAR!!
QRコードやURLでWebサイトに飛ぶだけで、
ARコンテンツを楽しめるモノです。
アプリのインストールが不要な分、試してもらえる機会は多くなると思います。
ただ、冒頭で述べたようにUnityだけではWebARを作ることは、
非常に高度な技術が必要・・・
そこで、現在有用そうな2つのWebAR作成ツール「Zapworks」と「BlippAR」を試してみました。
両方のツールとも、Unity向けのSDKが用意されているので、
Unityを使える人は、Webで楽しめるARゲームを作れたりもできます。
Zapworks
14日間の無料トライアル期間があって、
それ以降使う場合は、有料プラン($68/月~)に入る必要があります。
公式サイト:プラン
個人の趣味向けの場合、5プロジェクトは無料で、さらにプロジェクト追加は有料。
公式サイト:プロジェクトチャージ
プログラム初心者でも
Zap Work StudioやDesignerなどのツールを使って、ドラッグ&ドロップで、ARコンテンツを作成でききす。
その他、Unityのような他のツールを使って開発し、
Web公開はZapworksを利用したい人向けに、各種SDKも用意されています。
▶Three.js、A-Frame、JavaScript、Unity、React-Three.js、PlayCanvas、Babylon.js
公式サイト:用意されてるSDK
BlippAR
基本、使用料無料。
公開したARプロジェクトのアクセスが100を越えたら、
料金をチャージしないと見れないシステムとなっています。
公式サイト:価格表
1アクセス(ビュー)、0.5~1円くらいになるので、
ビジネスで用いる場合は、ARを公開した先に何かないと難しいですね。
BlippARも、Zapworks同様、
Blippbuilderというツールを使って、ドラッグ&ドロップで、ARコンテンツを作成できるようになっています。
また、BlippARは、WebARの用Unityプラグインをリリースしている他、
PlayCanvas、A-Frame、Babylon.jsなどののフレームワークと互換性があるようです。
両ツールの所感
コストをかけたくないなら、BlippARですが、
実際に2つを触ってみた所感では、Zapworksのほうが、感度が高かったり、機能が豊富でそうでした(顔表面へのトラッキングも簡単に行える)。
Zapworksのほうが、チュートリアル動画の充実度していますし、何より作成見本のクオリティが高いところが魅力を感じてしまいますね^^
Zapworksギャラリー
Unity使える人、そうでない人もぜひ試して遊んでみることをオススメします!