いつ何時、仕事を失ったとしても、生きていく指針を見失わないように、日頃からやりたいことをスマホにメモするように心がけている、私ですけども、
前々から、自分のメモって最適な手法なのか、疑心をもっていました。
そんな折、現代の成功者達の間で、高く評価されている前田裕二氏のメモに関する著書「メモの魔力」が出版され、話題を呼んでいました。
”魔力”とつけるほど、何やらトリッキーなメモ術かと想像させるようなタイトルです。
リスペクトする前田氏の著書ということ、そして、トリッキーで面白そうな概念が秘められていると感じ、本書よりメモノウハウを学ぶために、読んでみました!(今更)
以下、レビューです( ^ω^)
本書で紹介されているメモへの考え方は、
- メモを単なる記録ツールに終わらせない
- メモ帳を、記録した情報から原理原則を抽出し、新たなアイディアの発想に落とし込む作業空間とする
といったものでした。
突発的に思いついたアイディアをメモしている私の次元をはるかに超えていて、アイディアを生み出しやすいツールとなるように、メモを取るというコンセプトは、新鮮でした!
僕の見識が狭かっただけで、このようなメモの取り方はすでに多くの人がやっているのでしょうか..?
具体的なメモノウハウと本書の内容を、簡単に紹介します( ^ω^)
メモは、図のように構成し、記載する。
- ページの見開きを大胆に使う
- 左ページに「日付、標語、ファクト」、右ページに「抽象化、転用」のセクションを作り、ファクト(事象)を記録したら、抽象化および転用を考える。
抽象化とは、得た情報や事象に対して、問い(How、Why)を行い、考えられる答えを記載するとともに、さらにかみ砕き、他のことにも通ずるような本質(原理原則)を導くこと。
転用とは、抽象化で導いた原理原則が応用できる事業や課題を発想すること。
「抽象化=本質を考える」というプロセスを経て、それを書き留めておくことで、以降、このメモを見返す時期や状況により、新たな転用のアイディアが生まれるようになる。
前田氏曰く、このような構成のメモを習慣化することで、必然的に、抽象化・転用を行う力、言語化能力などが身につく、とのことです。
そして、抽象化・転用を怠ると、メモ帳は空白だらけになってしまうので、ある意味、強制力がはたらくとのこと(汗)
また、楽しく抽象化・転用を行う力を身につけられるように、 親切にも、前田氏は「抽象化ゲーム」というものを紹介してありました。
抽象化ゲーム:
「AとはBである」とう命題を出し、Bから抽象的な要素を抜き出し、Aとの共通点を説明するゲーム。
例「人生とは小籠包だ」 →蒸す時間が必要、核心は内側にある、注意しないとヤケドする
さらに、本書では、このメモノウハウを自己分析に適用し、自分とは何かを理解することが、人生を歩む上で、重要だと述べています。
自己分析例
- 設問に対して、その答えをファクトに記載する。『一番影響を受けた人物は?』 →『○○先生:~でお世話になった』
- 抽象化に、それぞれの答えに対する理由を挙げ、共通するものをみつける。『本来の役割を超えたサポート』、『・・・』等 →『無償の愛』
- その共通するもの(影響を受ける原理原則)に気づいたことから、現在の思想や今後の生き方について、どのような人生軸であるかを、転用に記載する。
そして、本書には、前田氏が学生のとき、自己分析として、自身に行った設問1000個が収載されています。
その他にも、メモをとるという行動を通して、夢をかなえるられるようなマインドと行動に自分を変える方法も解説されていました。
※これはメモノウハウからやや脱線するため、割愛します!!
最後に( ^ω^)
早速私もこのメモの方法を導入したいと思いました!本当にもっと早くから知り得たかった内容でした(できれば学生のときに)。。
拙いレビューで分かりにくいと思いますが、ご自身の目で、本書を一読してみることをお勧めします!!
以上